雑記

看護師の仕事にサービスや接遇は必要なのか?

今日は看護師の仕事にサービスや接遇は必要なのか?

サービスや接遇について話をします。

なぜこのようなことを話するかというと、どうしても医療スタッフの人たちは働いていると「命を守る」「病気を良くする」ことを優先して考えてしまいます。そのため「家族・患者に〇〇をしてあげている。施している」といった考え方になり、家族・患者に対し不適切な態度を見せてしまいます。実際にそのような人が多いです。

仕方のないことかもしれませんが、間違っていると思います。

そのようなことをしないために、サービスや接遇について考える必要があると思いました。
看護師の仕事は「看護というサービスを提供する」サービス業です。
私は患者により良い看護をするため、このような考え方を持つことは大切と考えています。

なぜ看護師の仕事にサービスや接遇が必要なのか。
サービスや接遇の大切さを知ってもらい、
「どういうことをしたら患者・家族は喜んでもらえるのか」
自身の看護の質を高めるための考え方の一助になればと思います。

今、日本の医療保険によって、どこの医療機関を受診してもかかる医療費は同じです。
患者はどこの病院へ受診しても、同じ費用で同じ医療を受けることができます。
それでは患者にたくさんある病院から自分の働く病院を受診してもらうためにどうすればいいのか?
それは患者へのサービスや接遇より良くすることです。

例えば、
「看護師にお願いをしたら対応が遅いし、そのことを指摘したら逆にこちらが怒られた」
適切なサービスや接遇ができなければ、悪い印象を与えてしまいます。
悪い印象を持ってしまった患者は、再び同じ病院で治療をしたいと思わないでしょう。

反対に
「看護師にお願いしたら対応が遅かったけど、きちんと謝ってくれ丁寧に対応してくれた」
良いサービスや接遇ができれば、患者は安心して治療を続けてくれます。

自分の働く病院で治療を受けてもらうために、サービスや接遇が必要です。

また私たちは患者の体を良くするために働いています。悪いことをしていないのに、自身の態度によって悪い印象を与えてしまうのはとても悲しいことです。とても損なことであると思います。
良いサービスや接遇を行うことで患者が喜んでくれた。私たちの耳にこのような声が聞こえれば、自分の仕事に対するモチベーションが上がります。

患者に安心して医療を受けてもあるために、私たちがより良い看護が提供できていると実感するためにもサービスや接遇が必要であり、大切です。

今回の話を通して、サービスや接遇について考えるきっかけになればうれしいです。