看護師のコミュニケーション

母親の入院から学んだ、患者を大切にした看護ケア『話を聞くこと』

こんにちは!ハロです!!

先日、母親が入院し手術を受けました。
内視鏡を用いた副鼻腔内治療を行う簡単な手術で短い入院期間であるにも関わらず、母親は医療者に対する言動に不信感を抱え帰ってきました。
話を聞くと、看護師の私からすれば「よくある話」「仕方ない」と思いました。
ですが、看護師として普段行われていることが、患者からすると不信感を与えているということになります。
患者に不信感を与えるのなら「よくある話」「仕方がない」ではなく、より良い看護を提供するために、学び実践する努力をしなければいけません。

母親の今回、母親の入院から2つのことを学びました。

『患者を大切にした看護ケアを行うために、患者と話をすることが大切』
『患者を一番に考えたケアを求め努力し続ける』

母親の入院からどうしてこの2つを学んだかお話します。
少しでも共感や学びになればうれしいです。

母親が医療者へ不信感を抱いた理由


母親の手術後にちょっとトラブルがあったのですが、そのトラブル対して医師や看護師の態度に不満を抱いたようです。

鼻に詰めていたガーゼを誤飲したのに十分な説明がない

副鼻腔の手術後、鼻腔内の止血を行うためガーゼを鼻の中に詰めて手術から戻ってきます。
母親は鼻に詰めていたガーゼが咽頭内に落ちて、誤って飲み込んでしまったそうです。
それをすぐに看護師に伝えたようですが、「ガーゼを取り出すことはできない」ということで経過観察になったようです。
その後も医師や看護師にガーゼを飲み込んだことについて尋ねても十分な説明がなく、話を聞いてもらえなかったそうです。

今回のことで看護師の私が思うこと

誤飲してしまったものは仕方がない

私も看護師として働く中で、さまざまな誤飲を見てきました。
異物を誤飲して内視鏡で取れない位置にまで異物が行ってしまえば、自然排泄を待つしかありません。
なので、ガーゼを飲み込んだ母親に対しての医師や看護師の説明は適切で間違っていません。私も看護師としてその場にいれば同じ対応をしていたと思います。

母親がつらい思いをしている姿を見て

母親は「医師や看護師も十分な説明をしてくれなかった」と話していました。
自分の体が心配で聞いているのに、説明がないことで医療者に対し不信感を抱いてしまいました。
医療者へ命や体という大切なものを預けているのに、それを大切に扱っていないと感じてしまえば、医療者への不信感は芽生えるのは当然です。
母親の話を聞き、実際どういう状況だったのかを、疑問に思いました。

母親の入院で、看護師の私が学んだこと

患者を大切にした看護ケアを行うために、患者と話をすることが大切

母親は『話をしてくれない』『話を聞いてくれない』ことで医療者に対し不信感が抱いてしまいました。
しかし、その時医療者がしっかりと話を聞いていれば、母親の医療者への印象は変わっていたと思います。
私たち看護師は患者が安心してもらうまで、しっかり話をすることが大切だと学びました。
患者と真正面から向かい話し合うことで、相手を大切にしていることを伝えることができます。

患者のことを一番に考えたケアを求め努力し続ける

医療者は多忙であり、母親のようなトラブルで時間を取る余裕がないのはわかります。
ですが、自身の態度によって他人へ不信感を与えているにも関わらず「忙しいから仕方がない」というのは言い訳になりません。
私たち医療者は一生懸命努力をして適切なケアを提供しているの、不適切な態度によって不信感を与え、努力が伝わらないのは損なことです。
であれば、今の状況に満足せず、患者へより良い看護をするために努力を続けるべきです。

より良い看護ができるように考え続ける


今回の学びで看護師自身の態度、言動によって患者の気持ちに大きな影響を与えることがわかりました。
であれば自身の態度に気をつけなければいけません。
そして私は患者に安心、満足してもらえる看護を提供したいです。
そのために『患者の話を聞くこと』です。
このことを実践するのは正直難しいです。
ですが、そのために何ができるか考え行動していくことが大切だと思います。

これからも、より良い看護が提供できるようにがんばります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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