こんにちは!ハロです!!
少子高齢化に伴い、高齢者、認知症の患者さんが増えています。
入院中の認知症患者さんにおいては、入院や治療の必要性が理解できないため、治療協力が得られず、ケアに困ることがよくあります。
「どうしたら落ち着いてくれるの?」
看護師として働くと認知症患者さんとの関わり方に悩みませんか?
そんな時に使えるケアが『カンフォータブル・ケア』です。
カンフォータブルとは英語で『心地よいこと』という意味を指します。
カンフォータブル・ケアとは患者さんに『心地よい』と感じる刺激を与え、認知症の症状を軽減させるためのケアです。
今回はカンフォータブル・ケアの具体的なテクニックをお話します。
カンフォータブル・ケア 10のテクニック
カンフォータブル・ケアは快の刺激を患者に与えることで認知症の周辺症状(BPSD)を軽減させる技術です。
・常に笑顔で対応
・常に敬語を使う
・相手と目線を合わせる
・相手にやさしく触れる
・相手をほめる
・こちらから謝る態度を見せる
・不快なことは素早く終わらせる
・演じる要素を持つ
・気持ちに余裕を持つ
・相手に関心を向ける
これら10のテクニックがカンフォータブル・ケアになります。
カンフォータブル・ケアはコミュニケーションの基本
カンフォータブル・ケアについて私の正直な感想です。
カンフォータブル・ケアとかっこいい名前が付いています。
しかしその中身の10のテクニックは人とコミュニケーションする上での基本的なマナーであり、当たり前のことではないでしょうか?
だから「認知症患者に落ち着いてくれるから、この技術だから使いましょう」と思えません。
私たちは多くの人と関わりながら生活をしています。
その人たちに自分から好感を与える態度を示さないと、より良い関係が築けません。
カンフォータブル・ケアは人と友好的な関係を築くために必要な技術です。
カンフォータブル・ケアはとても大切な技術
カンフォータブル・ケアは誰に対しても使うべき技術であると思いますが、実践するのは非常に難しいです。
ですが、その解決方法はカンフォータブル・ケアのテクニックに書かれています。
カンフォータブル・ケアの実践が難しい一番の理由は『気持ちの余裕』です。
「仕事が忙しい」「怒られて気分が沈んでいる」「嫌なことを言われてイライラする」
こういう気持ちの時に他人に優しく接することができますか?
落ち着いた気持ちがないと、他人への配慮はできません。
カンフォータブル・ケアの実践に向け、まずすべきことは『自分の気持ちを把握する』ことです。
自分の気持ちを客観的にみることで、自分自身に冷静さを取り戻します。
気持ちに余裕がないときこそ、一旦立ち止まり自分を見つめる。
そうすれば、カンフォータブル・ケアを実践できるようになります。
カンフォータブル・ケアは認知症に限らず、対人関係をより良くするための技術です。
より良い人間関係を作るため、より良い看護ケアを実践するため『カンフォータブル・ケア』を使ってみるのはどうでしょうか?
少しでも参考になるとうれしいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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