看護師の夜勤がきつい5つの理由|3交代と2交代どっちがマシ?
「夜勤明け、帰りの電車で立っていられない」
「休日なのに体がだるくて何もできない」
「もう夜勤のある生活を続けられる気がしない」
こんなふうに感じたこと、ありませんか?
私は精神科身体合併症病棟で15年間、看護師として働いています。夜勤も数えきれないほどやってきました。
正直に言います。夜勤はきついです。 これは慣れの問題ではなく、構造的にきつい理由があります。
この記事では、看護師の夜勤がきつい5つの理由と、3交代・2交代の比較、そして夜勤がつらい時の具体的な対処法をお伝えします。
看護師の夜勤がきつい5つの理由
①生活リズムが完全に崩壊する
夜勤の最大の問題は、人間の体が夜に起きているようにできていないということです。
日勤→夜勤→休み→日勤…このサイクルを繰り返していると、体内時計がめちゃくちゃになります。
私も夜勤の前日は「寝ておかないと」と思って昼過ぎまで寝ようとするのですが、体が起きてしまう。結局、寝不足のまま夜勤に突入することも少なくありませんでした。
②少人数のプレッシャーが重い
日勤帯は看護師が10人以上いる病棟でも、夜勤は2〜3人になります。
精神科身体合併症病棟では、精神症状が不安定な患者さんが身体的な治療も受けている状態です。夜間に精神症状が悪化して暴れる患者さんがいる一方で、術後の患者さんのバイタルも確認しないといけない。
「何かあったら自分が対応しなきゃいけない」というプレッシャーは、日勤の比ではありません。
③仮眠が取れない・取れても回復しない
制度上は仮眠時間が設定されていても、ナースコールが鳴れば対応しなければなりません。
「今日は仮眠取れるかな…」と期待しながら、結局一睡もできなかった夜勤は何度もあります。仮に1〜2時間仮眠が取れても、起きた時のだるさは寝る前より悪化していることもあります。
④家族や友人との時間がなくなる
夜勤をしていると、世間と生活リズムがずれます。
友人の誘いに「その日、夜勤明けだから…」と断り続けていると、だんだん誘われなくなります。家族がいる人は、子どもが起きている時間に自分が寝ている。子どもが寝ている時間に自分が出勤する。すれ違いが続きます。
私も「今月、家族とまともに食事したの何回だろう」と数えて愕然としたことがあります。
⑤夜勤手当がなくなると給料が激減する
看護師の給与体系は、夜勤手当が前提で設計されています。
夜勤手当が1回8,000〜12,000円として、月4回夜勤をすれば3〜5万円。これがなくなると手取りは大幅に減ります。
「体はきついけど夜勤を減らすと生活できない」 という矛盾に苦しんでいる看護師は多いです。
3交代と2交代、どっちがきつい?
| 項目 | 3交代(日勤・準夜・深夜) | 2交代(日勤・夜勤) |
|---|---|---|
| 1回の勤務時間 | 約8時間 | 約16時間 |
| 体への負担 | 勤務自体は短い | 16時間は体力的にきつい |
| 生活リズム | シフトが細かく崩れやすい | 夜勤明けの翌日が休みになりやすい |
| 通勤回数 | 多い(準夜→深夜の日は実質2往復) | 少ない |
| 休日の質 | 細切れの休みが多い | まとまった休みが取りやすい |
結論:どっちもきつい。 ただ、個人的には2交代のほうが「夜勤明け+翌日休み」のセットで回復しやすいと感じています。
3交代は勤務時間こそ短いですが、準夜→深夜の切り替えで生活リズムが崩壊しやすく、「常にだるい」状態になりがちです。
夜勤がきつい時の3つの対処法
対処法①:夜勤の回数を減らす交渉をする
師長に相談して夜勤回数を減らしてもらえることがあります。
「体調が悪い」ではなく、「月○回なら続けられる」と具体的に伝えるのがコツです。ただし、病棟の人員事情によっては難しいこともあります。
対処法②:夜勤なしの職場に移る
看護師の資格を活かして、夜勤なしで働ける職場は意外と多いです。
クリニック、訪問看護、健診センター、デイサービス、企業の健康管理室など、日勤のみで年収400万円以上を狙える職場もあります。
詳しくは以下の記事でまとめています。
対処法③:転職して環境を変える
夜勤の回数交渉もできない、日勤のみの部署もない。そんな職場なら、環境を変えることを真剣に考えてもいいと思います。
私自身、外科・内科病棟から精神科身体合併症病棟に異動して、働き方が大きく変わりました。環境が変わるだけで、同じ「夜勤」でもきつさが全然違います。
「転職」と聞くと大げさに感じるかもしれません。でも、まずは情報収集するだけなら何も失うものはありません。
まとめ|夜勤がきついのは、あなたが弱いからじゃない
看護師の夜勤がきついのは、あなたの根性が足りないからではありません。
- 生活リズムの崩壊
- 少人数のプレッシャー
- 仮眠が取れない
- 家族・友人との時間がなくなる
- 夜勤手当への依存
これらは構造的な問題です。気合いでどうにかなるものではありません。
「きつい」と感じている自分を責めないでください。
夜勤の回数を減らす、夜勤なしの職場を探す、転職して環境を変える。選択肢はあります。
無理を続けて体を壊す前に、自分に合った働き方を見つけてほしいと思います。
→ 関連記事:看護師が夜勤なしで働ける職場8選|日勤のみでも年収400万円は可能?
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