看護師の年収は低いのか?15年目が資格・出世・転職・副業まで試した本音

看護師15年目の現役ナースが「年収は低いのか」という疑問に本音で答えます。500万円台の実態、夜勤手当なしでは基本給が下がる現実、資格・出世・転職・副業を試してわかったことを正直にまとめました。

ロッカールームで給与明細を静かに眺める男性看護師のイラスト
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目次
  1. 看護師の年収は実際いくら?【15年目の本音】
  2. 「低い」と感じた瞬間
  3. 夜勤手当・残業手当を除くと、もっと少ない
  4. 年収を上げる方法を試してみた結果
  5. 資格取得(認定看護師・専門看護師)を検討したが…
  6. 出世という選択肢
  7. 転職してわかったこと
  8. 看護師が転職で得られるもの【年収以外の話】
  9. 時給換算してみると
  10. 精神的なゆとりが変わる
  11. 私が自分に問いかけたこと
  12. 年収を上げる現実的な道
  13. まとめ

夜勤明け、ふと思うことがあります。

急変対応をして、患者さんの命に関わる判断をして、精神的にもすり減って帰ってくる。それで給与明細を見たとき、「これだけ、か」と感じる瞬間がありました。

命を預かる仕事をしている。精神的な消耗も大きい。それに対して、この金額は見合っているんだろうか。

悲しいというより、なんだか力が抜けるような感覚でした。看護師15年目でも、そんな気持ちになることがあります。

看護師の年収は実際いくら?【15年目の本音】

私は現在、年収500万円を少し超えるくらいです。

手取りは月25万円前後。ボーナスがあってこの水準なので、月の給料だけを見るともう少し少ない感覚です。

1年目のときと比べると、確かに増えました。お金が増えることで、できることの幅も広がりました。旅行に行けるようになったり、少し良いものを食べられるようになったり。

ただ、「これだけ年数を重ねて、これだけか」と思う瞬間があるのも正直なところです。

「低い」と感じた瞬間

命に関わる判断を日常的にしていて、精神的にもすり減る仕事をしている。それに対して、この年収は見合っているのかと感じたとき、「低いな」と思いました。

夜勤は決して楽ではありません。夜中に点滴を確認して、急変対応して、朝を迎えたら日勤スタッフに引き継ぐ。患者さんの状態が急に変わったとき、その場で判断しなければならない重さがある。それを繰り返している中での年収500万円台です。

夜勤手当・残業手当を除くと、もっと少ない

ここで少し冷静に計算してみました。

私の給与には夜勤手当と残業手当が含まれています。夜勤手当は1回あたり5,000円前後。月に何回か入ると、それなりの金額になります。これらの手当を除くと、基本給だけではかなり少なく感じます。

夜勤なし・残業なしの状態での年収を考えると、「看護師の給料は高い」とは少し言いにくくなります。

日勤のみで働いている看護師の年収は、地域や病院によって差がありますが、400万円前後になることも少なくありません。「看護師は給料が良い」というイメージは、夜勤や残業があってこその話だと感じています。

年収を上げる方法を試してみた結果

「じゃあ、どうすれば年収は上がるのか」と、私もいろいろ考えてきました。

資格取得(認定看護師・専門看護師)を検討したが…

認定看護師や専門看護師を取れば、給料が上がるのではないかと考えたことがあります。

でも、調べてみると、資格取得後の給与アップは月3,000〜5,000円程度が多い。

認定看護師になるためには、研修期間中の休職や費用負担、膨大な勉強時間が必要です。月5,000円のためにそれだけのコストをかけるのは、私には合わないと判断しました。

「資格を取るな」と言いたいのではありません。看護の専門性を深めたい、患者さんにより良いケアをしたい、という動機があるなら価値は十分あります。ただ、「年収アップのため」という目的だけで選ぶには、コストパフォーマンスが合わないことが多い、というのが私の実感です。

出世という選択肢

師長や主任になれば給与は上がります。

ただ、管理業務が増えて現場から離れることになる。それが自分のやりたいことなのかと問われると、私には「違う」という答えが出ました。

年収のために、やりたくないことを続けることが正解かどうか。それは人によって違うはずですが、私にとっては合わない選択でした。

転職してわかったこと

転職を経験したとき、年収はほぼ変わりませんでした。

ただ、変わったことがあります。

通勤が楽になりました。そして残業も減りました。

「年収はほぼ同じだけど、使える時間が増えた」という変化は、数字には出ませんが確実に生活の質を変えてくれました。

看護師が転職で得られるもの【年収以外の話】

年収だけで転職を判断するのはもったいない、と今は思っています。

時給換算してみると

たとえば、残業が月20時間あって年収500万円の職場と、残業ゼロで年収480万円の職場があったとします。

単純に数字を見ると前者の方が「高い」ように見えます。でも、時給に換算するとどうでしょうか。働く時間が少ない方が、1時間あたりの報酬は高くなることがあります。

また、通勤時間が減れば、その分だけ自分の時間が生まれます。その時間で副業ができたり、勉強ができたり、休息が取れたりする。お金の話は、数字だけで見ていると本質を見落としやすいと感じています。

精神的なゆとりが変わる

残業がない、通勤が楽、人間関係がフラット。そういう環境は、数字に出ない「消耗の少なさ」をもたらしてくれます。

私が転職を通じて得たのは、年収ではなく「消耗が減った分の余白」でした。その余白が、新しいことに向き合う体力になっています。

私が自分に問いかけたこと

「看護師の年収は低い」と感じているとき、私自身が自分に問いかけたのは、こういうことでした。

「お金があったら、どういう生活をしたいんだろう?」

そして、

「今の自分に、本当に必要な年収はいくらなんだろう?」

年収が低いと感じる感覚は、本物だと思います。ただ、「何のためにお金が必要か」が曖昧なままだと、いくら増えても満足できないかもしれない、と自分の中で思うようになりました。

私自身、副業(ブログ)を始めたのは、組織から給料をもらうだけの立場ではなく、自分の力でお金を稼げるようになりたいと思ったからです。

年収を上げる現実的な道

私が今一番現実的だと思っているのは、副業か、自分が経営者になることです。

看護師の給与は病院や施設の給与体系に縛られています。どれだけ頑張っても、組織の枠の中でしか増えない。その枠の外に収入の柱を作ることが、長い目で見ると一番自由度が高い選択だと感じています。

ただ、副業もすぐに結果が出るわけではありません。私もブログを始めて、収益が出るまでに時間がかかっています。焦らずに続けるしかないな、と今も日々感じているところです。

まとめ

15年間看護師をしていて、年収について感じてきたことを正直に書きました。

  • 現在の年収は500万円台、手取りは月25万円前後
  • 夜勤手当(1回5,000円前後)・残業手当を除くと基本給はかなり下がる
  • 資格取得・出世は「年収のため」という目的では自分には合わなかった
  • 転職で年収は変わらなかったが、通勤・残業が改善されて生活の質が上がった
  • 「何のためにお金が必要か」を自分に問いかけることから始めた
  • 組織の枠の外に収入の柱を作りたいと思って、副業(ブログ)を始めた

年収に不満を感じることは、おかしいことでもネガティブなことでもありません。ただ、「なぜ不満なのか」「何があれば満足なのか」を一度ゆっくり考えてみると、次の一手が見えやすくなると思っています。

あなたは、今の年収で何が足りないと感じていますか?


転職も選択肢の一つとして考えているなら、こちらも参考にしてみてください。

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ハロのイラスト @salaryman_nurse
WRITTEN BY

ハロ看護師15年

ICU 1年 → 精神科身体合併症 12年 → 地域包括ケア

「向いてないなあ」と15年目の今も思いながら、不器用に、一生懸命、働いています。

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