雑記

納得した「死」を迎えるために、自分の「死」について考えてみる。

最近、同世代の人が癌で亡くなりました。その人はよく読んでいたブロガーさんであり、友人でも知り合いでもありません。看護師として人の「死」を何度も見てきました。しかしこの方の「死」が私にとって、とても衝撃的であり自分が死ぬことがとても怖くなりました。
ブロガーさんの死は、自分の「死」について考えさせてくれる機会を与えてくれました。

「死」を考えたとき、外科・内科混合病棟で働いていた時に出会った一人の患者さんのことを思い出します。
今回はその話を通して、自分の「死」について考えてもらいたいと思います。

その方を担当したことがなかったので具体的なことは知りません。
30代男性、癌で入院中。
ステージは知りませんでしたが、結果から考えると末期であったと考えられます。
その方は在宅での生活に向け様々な準備を進めていました。
ある時、職場仲間の写真や仲間からの寄せ書きを私に見せ、「早く職場へ戻る」と笑顔で話をしてくれました。しかし翌週にせん妄で日常生活に支障が起き、数日後に亡くなりました。
在宅に戻るために準備をしていたのに、こんなにも急に早く亡くなったことがとても衝撃的で悲しくなりました。
この出来事は私に「人は急激に変化をして亡くなる」という事実を突きつけました。

なぜブロガーさんの「死」を知って、私は死ぬことが怖くなったのか。
過去の出来事から学んだ「人は急激に変化をして亡くなる」という事実、そして同世代の人の「死」が組み合わさり、「自分もいつかは死ぬ、いつ死んでもおかしくない」と危機感を与えたのだと思います。

私はまだまだやりたいことがたくさんあります。成し遂げたいことがあります。
もし、明日死ぬとしたら、自分の人生を後悔すると思います。

では、どうすれば後悔せずに「納得した死」を受け入れられるか。
そのことを考え、目的達成に向け行動しながら今を生きたいと思います。

みなさんもこの機会に「死」について考え、自分の生き方を考えるきっかけになればうれしいです。