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「白内障の手術後の注意点は?」
「すぐに退院するけど、患者に何を説明したらいいのかな?」
主な眼科の手術として白内障手術が行われます。
体への負担が少ない治療であり、術当日・翌日には退院となるため看護展開が早いのが特徴です。
この記事では、「白内障の術後について知りたい!」という方に、看護師歴10年を超えるハロが、白内障の術後の注意点、退院指導について説明をします。
読み終えたときには、白内障術後患者を担当しても困らず、自信を持った看護を行えるようになります!
白内障・白内障の術後看護
白内障・白内障手術とは
白内障とは本来、透明だった水晶体がにごり、視力低下が起こる疾患です。
原因のほとんどが加齢によるものですが、糖尿病やアトピーなどが原因で起こる場合もあります。
無症状であれば経過観察をしますが、日常生活に支障があるとき、手術治療を検討されます。
一般には、眼内の水晶体を超音波で砕き取り除き、眼内レンズを挿入する『水晶体超音波乳化吸引術』という術式を用い、30分から1時間程度で手術が終わります。
白内障術後患者への看護
白内障術後、最も気をつけるポイントは『感染』です。
感染は術後1か月以内に起こることが多く、眼脂・充血・流涙などの症状として現れます。
常に手は清潔を保ち、術後は眼の傷口が塞がっていないため、目を触ってはいけません。
病院によりますが、目を触らないように透明のカッペや保護ゴーグルを装着します。
1週間を目安に通常生活に戻れます。
白内障術後の退院指導
自己点眼指導
手術前より複数の点眼薬を使用します。
複数の点眼薬を正しい順序で、正しく点眼する必要があります。
術後、経過とともに点眼薬の本数は減りますが、医師の指示通り正しく点眼を行うように指導します。
退院後の生活指導
目の感染を起こさないために、目を触らないようにしましょう。
目に触れる機会増える洗顔や洗髪は退院後すぐにできません。
目安は術後1週間後から入浴が可能になります。
術後、しばらくたってから後発白内障や遅発性眼内炎を発症する場合があります。
異常を感じた場合はすぐに診察を受け、継続して医師の診察を受けるように伝えます。
白内障術後は看護師の介入する余地が少ない。
私の病棟にも、白内障の手術を受ける患者が入院します。
本来、白内障の手術は局所麻酔ですが、私の病棟に入院する患者は全身麻酔で行います。
というのも、精神疾患によって治療協力が得られず、安静を保てないからです。
そして術後はどうしても患部を触ってしまいます。
患部を触らないためにどうするかを考えながら看護をしています。
それほど術後は感染に注意し、目を触らないことが求められます。
一般的に白内障の手術は早ければ日帰り、翌日には退院します。
なので、手術後の管理は患者頼ることになります。
患者自身で自分の手術後の経過を観察し、正しく対処してもらわなければなりません。
退院後、白内障術後の注意点に気をつけながら、日常生活を過ごすように指導することが大切になります。
以上が、白内障術後の看護についてのお話です。
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