はじめまして!
精神科身体合併症病棟で働く、看護師のハロといいます!
精神科身体合併症病棟とは、精神疾患を抱えた患者が外科や内科的治療目的で入院する病棟です。
“統合失調症を持つ大腸部分切除を受ける人”
“器質性精神障害患者の抗がん剤治療”
精神疾患をベースにプラスで身体疾患を治療が必要な患者が入院されるため精神科知識のみならず、外科・内科の幅広い知識が求められます。
そんな特殊な病棟で10年以上、看護師として働いています。
看護師になってだいぶ経ちましたが、ろくな看護師人生を歩んでいません。
ろくでなしの看護師経歴
看護師になって総合病院へ入職。1年目の入職で配属された部署はICU。
そこでは全く仕事ができずボコボコに怒られ、受け持ちをさせられないからと、1年経たず強制的に消化器外科内科の混合病棟へと異動。
異動をしても受け持ちをさせてもらえず、ひたすら看護助手のような雑用ばかり。
それでもミスが多く、病棟では面倒をみられないと半年ぐらいで、今の精神身体合併症病棟へ異動。
今の病棟では周囲のスタッフの優しさに支えられ、ようやくまともに働けるようになました。
それから10年以上過ぎました。
振り返ると私が仕事できず、転々と異動したのは当然です。
なぜなら「仕事ができない」と指導や怒られたとしても、「そんなこと言われても仕方がない」「それは自分が悪いわけではない」と言い訳をして、まったく態度を改めなかったから。
他人の話を素直に聞いて行動をする人間ではありませんでした。
30歳を過ぎて、気づき決意したこと
30歳を過ぎて振り返ると「ほんとアホな20代を過ごしたな」と後悔します。
後悔して学んだことは『行動しないと、何も変わらないこと』です。
20代の自分はどんな悪いことがあっても理由をつけ、言い訳をして自分を正当化する。
自分を変える努力をしない人でした。
しかし人は努力によって成長し、より良い自分に変わることができる生き物です。
30歳を超えた今となってそれに気づき、より良い自分になると決意し努力を始めました。
自分らしい看護師とは
私はより良い自分になる努力をし『自分らしい看護師』になるために3つの目標を決めました。
- 自分や家族が患者の立場であっても、安心して任せられる看護師
- お金を稼ぐために働かない、人間関係に悩まない自由に働くための経済的自由
- 至誠一貫(誠実さを貫く)の人間
その理由についてお話させてください。
自分や家族が患者の立場であっても安心して任せられる看護師
今は何ともないのですが、私は幼いころ病弱体質で、一年に数回、入退院を繰り返す生活をしていました。
入院生活でよく覚えているのは、流れる雲と走る車を窓から眺めながら「早く来ないかな」と面会に来る親を待っていたことです。
当時、親と離れての入院生活や、入院中の治療に対する不安を感じても、私は口にしませんでした。
というのも、あまりの田舎に住んでいたので病院が電車で片道3時間以上かかり、いつでも親と面会できませでした。
だから親を心配させたくなく、あまり寂しい気持ちや不安な気持ちを口にせずに我慢していたことを、今でもよく覚えています。
そして、そんな自分を明るく励ましてくれる看護師の姿にとても安心していました。
看護師として働き、そのころの自分を振り返ると。
「入院する患者や家族の不安な気持ちを知っている」
「誰よりも不安な気持ちを理解してあげたい」
「自分を励まし安心させてくれた看護師のように、自分も安心してもらえる看護師になりたい」
自分の幼い時の経験を活かすため、自分や家族が患者の立場であって任せられる看護師を目指すことが、他の看護師とは違う自分らしさになると思っています。
お金を稼ぐために働かない、人間関係に悩まない自由に働くための経済的自由
正直に話をすると、この目標は最近流行りのFIRE(Financial Independence, Retire Early)にのっています。
ですが、FIRE=経済的自由を目指さないと私たち看護師の未来は暗い未来しか待っていません。
これから日本は少子高齢化社会が進み、多くの高齢者を私たちの年代が支える時代になります。
これは働く私たちの負担が劇的に増えることが決まっているということです。
負担が増えるとは私たちの労働力と時間が奪われるということです。
「夜勤・残業で自分の時間がない」
今でさえ、こんなつらい気持ちを抱えているのに、つらい気持ちが解消されずに、さらに自分を追い詰めてくる未来です。
そんな暗い未来から私は全力で逃げます!
そのためには、お金を稼ぐために働くことからの脱出=経済的自由です。
経済的自由になれば、働く自由を選ぶことができます。
働く自由を選ぶというのは、過酷な労働・人間関係・時間に悩みからの解放です。
至誠一貫(誠実さを貫く)人間
新人や若い看護師が働きづらく仕事辞める原因。
それは私たちの働く職場は、自分の価値観を押しつけて他人を受け入れない、変わろうとしない看護師があまりにも多いです。
しかしそれは仕方がありません。
その人たちも若いころ、自分の上の人たちの価値観を押し付けられて働いてきました。
だから上に立つ自分が正しく、下の者たちはそれに付き従い働くという考え方を持ったと私は考えています。
なので、周りの人たちは変わることはありませし、今の劣悪な人間関係や職場環境がよくなることはありえません。
ですが、今はSNSで個人が力を持つ時代です。
年功序列の時代はもう終わっています。
互いの価値観を受け入れ、より良いものを作っていくことが求められています。
私たちにできることは『自分を変える』ことです。
上や下はもうありません。
私たちは多くの人の価値観を受け入れ、より良い自分になろうと自分を磨く努力をすることです。
私は間違いをしても言い訳をして自分を正当化する、自分本位な人間でした。
自分が正しく、他人の価値観を受け入れない、変わろうとしませんでした。
ですが、それはダメだと気づけました。
気づいて思ったことは「人の考えや思いを受け入れ、人に価値を与える人になりたい」と思ったことです。
もっと身近で簡単な言葉にすると『誠実な人』です。
- 誠実とは「誠実とは私利私欲を交えず、真心をもって人や物事に対すること」“引用:goo辞書”
そして誠実さを貫くことを【至誠一貫】といいます。
私は誠実さを貫く【至誠一貫】の人間になることを決めました。
最後に
最後に私が心に刻んでいる言葉を話させてください。
京セラ・KDDI創設者の稲盛和夫氏は、『人生の目的は自分の魂を磨くこと』と述べました。
昨日より今日、今日より明日。
少しでもより良く変わろうと努力し続けることが、人の生きる意味だと思います。
もっと早くに気づきたかった。
本当に後悔しています。
しかし、後悔しても仕方がありません。
大切なのは、後悔をどう活かすか。
だから私は自分らしい看護師になるため3つの目標を掲げ、努力することを決めました。
私の努力の場所が当サイト『salaryman nurse』です。
当サイト『salaryman nurse』は、『思い行動すれば、自分を変えられる』という信念のもと、
みなさんに自分らしい看護師になっていただくことを目的にその知識を発信すると同時に、
私自身が自分らしい看護師を目指す努力の場所になっています。
当サイト『salaryman nurse』についての説明は【当サイトご覧の方へ】をご参照ください。
>>当サイトご覧の方へ
長いプロフィールとなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ハロ