こんにちは!ハロです!!
私は10年以上、精神科・身体合併症病棟で働く看護師をしています!!
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今回は新人看護師の悩みである、アセスメントについてお話したいと思います。
患者の異変に気づけず「アセスメントできてない」と思う。
「アセスメントって何?」「なんでアセスメントがいるの?」と疑問に思う。
このようなことを思ったことはないでしょうか?
看護師にとってアセスメントはとても大切なものです。
アセスメントができるようなれば、自信を持った看護ができるようになります。
そもそも看護師にとってアセスメントって必要なのか?
この記事では看護師の仕事において、どうしてアセスメントが必要なのか、アセスメントとは何かを話します。
読み終えたころには「アセスメントできるようにがんばろう」と思ってもらえるとうれしいです。
「看護師がアセスメントとは何か、学ぶ前に知るべきこと」
看護師の仕事において、なぜアセスメントが必要なのか?
結論からお話しすると。
早く患者の異変に気づき、医師に指示を確認する必要がある。
アセスメントができて対処できれば、自分自身の看護に自信を持てる。
そもそも看護師の仕事とはなんでしょうか?
そこからアセスメントの必要性について考えたいと思います。
看護師の仕事を規定しているのは『保助看法(保健師看護師助産師法)』です。
国家試験で勉強した以来の言葉でしょうか?
保助看法第5条
この法律において「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。
看護師の仕事は「療養上の世話」と「診療の補助」この2つになります。
もう少し掘り下げます。
「療養上の世話」とは、患者の症状等の観察、食事や清拭、排泄の介助などです。
看護師の主体的な判断と技術をもって行う、看護師の本来的な仕事です。
そして患者の日常生活に関わる部分で行わる仕事になります。
「診療の補助」とは、採血、静脈注射、点滴、医療機器の操作、処置などの医療行為を補助することも仕事とされています。
“補助”とされているところが、看護師の仕事として難点な部分です。
看護師の判断で医療行為を行ってはいけない
医師の指示でなければ医療行為をしてはいけない。
看護師の独断で医療行為を行えば違法とされる場合があるからです。
「医療行為を行ってはいけない」と言いましたが、実際は各々の施設や個人の判断によって違いがあります。
違いがあるためどこまで看護師の判断で医療行為をしていいのか、どこから医師に確認が必要なのか。
その境目は曖昧でわかりづらいです。
医療行為をどこまで看護師判断でできるのか、その境目が曖昧なことが看護師の仕事の難しさです。
私たちは患者の日常生活のケアを行い、誰よりも患者のそばにいます。
なので、誰よりも早く異変に気づけます。
しかし医療行為を看護師独断でできないため「患者の状態がおかしい!!」と異変に気づいていても医師の指示がなければ対処することができません。
そういった状況で私たち看護師は働いています。
状態が悪い患者は刻々と状況が変化するため、早い対処が求められます。
早い対処をするために「早く患者の異変に気づく」ことが必要であり、そのためにアセスメントが必要となります。
アセスメントとは
アセスメントとは主観的情報や客観的情報から、患者の状態が正常か異常かを判断することです。
主観的・客観的情報とは患者の訴えや観察項目です。
この2つの情報は正常なのか異常なのかを判断することが、アセスメントになります。
正常であれば、経過は問題ないと判断できますし、異常であれば、何かしらの対処をしなければなりません。
どのようにしてアセスメントするのか
どのようにしてアセスメントするかというと、得られた情報が自分の知識とを比較し、判断をします。
自分の知識とは、教科書を読んで学んだことです。
アセスメントをするには、教科書に書かれている一般的な知識が必要になります。
アセスメントは難しい。けれど看護師としてのやりがいを感じられる
看護師にとって、なぜアセスメントが必要か、わかりましたでしょうか?
またアセスメントとは患者に起こっていることと、自分の知識との比較です。
自分の知識を蓄えるには、普段から勉強が必要になります。
忙しい仕事の合間に勉強は大変です。
ですが、もしこれができるようになれば、
「患者・家族に安心・喜んでもらえた」
このような経験は看護師としての誉れであり、仕事にやりがいが得られるのではないでしょうか?
私が働く精神科身体合併症という病棟は、精神科治療より身体科治療が優先されるため、今まで精神状態のアセスメントの仕方についてしっかり勉強しませんでした。
ですが、最近になってMSEという精神科看護技術について勉強をし始めました。
勉強することによって患者の状態を今まで以上に理解できなり、自分のアセスメントに自信を持てるようになりました。
勉強は大変ですが、「わからない」ことが「わかる」ようになるのはとても楽しいです。
私が思うに自信あるアセスメントに大切なのは「わからない」ことを「わからない」ままにしないことです。
「わからない」ことを「わからない」ままにすると、自分のケアが正しいのか間違いなのかわからず、不安になり自信を持てません。
だから不安を取り除き、自信あるアセスメントができるようになるため、少しずつ勉強をするしかないです。
少しの積み重ねによって、アセスメントができるようになり、自然と自信が持てるようになります。
勉強といっても幅広い分野やたくさんの本があるため、私のオススメ参考書を紹介しておきます。
先輩ナースが書いた看護のトリセツ 単行本 – 2019/4/18
本書は一般病棟で働く看護師に必要な看護知識や技術が1冊にまとめられています。
その内容は薬剤の使用方法や検査の仕方、呼吸や褥瘡、ドレーン管理など、看護師誰もが知っておくべきことが書かれています。
私が役に立つと思ったのは、検査後の異常やドレーンの自己抜去などのトラブルが起こった時にどのような対応をしないといけないのか、わかりやすく書かれていたことです。
観察や管理の仕方だけでなく、トラブルが起こった時のことまで書かれているのは、本当に看護師のことを考えて書いてくれた本だと感心しました。
わからないことや、ふと忘れた時に調べたりでき、長年、愛用できる本です!
興味を持たれた方は、上記リンクからご覧になってください。
以上が、『看護師のアセスメントとは何か学ぶ前に、知るべきこと』になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
自信ある看護をすることが『自分らしい看護師』になるための一歩です。
これからも『自分らしい看護師』になるために必要な知識や考え方をお伝えしていきます!
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>>【苦手意識を克服!看護師が行うアセスメントとは?】
>【『できない』を『できる』に!看護師のアセスメントの身につけ方】
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