【要点のみ】ORIF(観血的整復固定術)術後の看護

看護 術後 骨折
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「ORIF(観血的整復固定術)ってどんな手術?」 「ORIFの術後は何に注意が必要?何を観察する?」
骨折の手術に対してORIF(観血的整復固定術)がよく行われます。 しかし、ORIFはどんな手術で、術後の看護について正しくわかってできていますか? この記事では、看護師歴10年を超えるハロが、ORIFについて、ORIF術後の観察項目をポイント絞って説明します。 そして最後には『絶対に覚えておくべきこと』をお伝えします。 この記事を読めば、ORIFの術後患者の担当になっても困らず、自信を持った看護を行えるようになります。
目次

ORIF(観血的整復固定術)とは、術後管理と看護

ORIFとは?

ORIFとは、観血的整復固定術と言われ、骨折の外科的治療になります。 骨折部位を金属プレートやスクリューなどで固定し、骨折部位を整復・固定をします。 他の整復固定術に比べ、比較的早くからリハビリを開始でき、ADL低下予防、早期回復を期待できます。

ORIFの術後ポイント

ORIFの術後、特に注意すべきなのは3つの項目『疼痛』『末梢循環障害』『末梢神経障害』です。 『末梢循環障害』『末梢神経障害』は術後、シーネやギブスなどの外固定によって起こる障害です。

疼痛

手術による疼痛は、術後離床の妨げとなりリハビリの開始が遅れる原因となります。 疼痛が増強するようであれば、離床・リハビリに妨げにならないように、なるべく早くに鎮痛剤を使用し、痛みを緩和するように努めましょう。

循環障害

術後、シーネやギブスなどの外固定によって起こる末梢循環障害が起こる場合があります。 そのため、末梢の循環が障害の有無を判断する必要があります。 患肢の腫脹や浮腫を軽減する目的で、患肢をクッションで挙上します。

循環障害を判断するポイント

  • フォルクマン拘縮の兆候
  • 末梢動脈の触知
  • 患肢の浮腫・腫脹・熱感
  • 皮膚色
フォルクマン拘縮とは外傷や骨折による腫脹で動脈の血管が圧迫され、その部位の筋肉や神経への血流が遮断されて起こります。

フォルクマン拘縮とは

  • 疼痛
  • 脈拍の消失
  • 皮膚色
  • 知覚障害・運動麻痺
これらの症状があれば、フォルクマン拘縮が疑われるため、医師に報告する必要があります。

神経障害

循環障害と同様にシーネやギブスによる外固定で末梢神経障害が起こります。 上肢・下肢と部位別に現れる神経症状について説明をします。

上肢に起こる麻痺

  • 橈骨神経麻痺 → 下垂手
  • 尺骨神経麻痺 → 鷲手
  • 正中神経麻痺 → 猿手
参考までに、写真を載せておきます。このような手をしていれば、すぐに医師に報告です。 gif;base ,R lGODlhAQABAAAAACH BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw==
引用:よくわかる理学療法評価・診断のしかた

下肢に起こる麻痺

  • 腓骨神経麻痺 → 下肢の知覚・運動障害
腓骨神経麻痺は医原性の麻痺で大変起こりやすいです。 膝が外旋し神経が圧迫されて神経麻痺が生じるため、患肢の体位に注意が必要です。 神経麻痺が見られれば、すぐに医師に報告が必要です。

これでORIFの術後、看護は本当に大丈夫?!

gif;base ,R lGODlhAQABAAAAACH BAEKAAEALAAAAAABAAEAAAICTAEAOw== ORIF、ORIFの術後の注意すべき点を絞って説明しましたが、もう1つ術後、注意すべき点があります。 それは『出血』です。

術後出血

ORIFに限らず骨の手術は出血量が多く、術後貧血が進行します。 術前に自己輸血を採取することもありますが、場合によると輸血も必要となります。 ごく稀に、術後に出血が起こり血圧低下などの循環障害が起こることがあり、起これば急変にもなりうるため、注意が必要です。
ため、頭の片隅に入れておくと、もしもの時に落ち着いて対応できます。 出血は起こる頻度は少ないですが起こると急変になるリスクがある術後管理については、『疼痛』『障害』『障害』の3つ、そして、もしもの『出血』を注意して観察すれば問題ありません。 あとは、一般的な術後管理に準じれば大丈夫です。 ただ、整形外科はORIFに限らず、脊椎や膝・股関節の手術部位によって、術後、注意すべき点が異なります。 ここからが重要なポイントです。 経験のない疾患や手術後の患者さんの担当になり困ったことはありませんか?
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「久しぶりに手術後の患者さんを担当するけど、看れるか不安」 「今から処置をするって言われたけど、何を準備したらいいの?」
急に経験のない疾患を看たり、慣れない処置をすることになったりと困ることが多いと思います。 特に、新人ナースは知らないこと、わからないことが多いのは当然です。 そんな時【はじめての整形外科看護】の本が役に立ちます! 【はじめての整形外科看護】は疾患や骨折した部位ごとに治療方法や患肢の固定法、日常生活動作の注意点、指導方法について説明されています。 写真がたくさん使われて説明されているので、とても見やすくわかりやすいのが特徴です。 私もわからないことや、ど忘れしたとき、本書をちらっとみて勉強・復習をしています。 さまざまな疾患を抱えた患者を受け持ちますが、必要な知識や技術をすべて身につけるのは難しい。 けれど、何もわからないまま患者を受け持つことは、大変危険で、怖いことです! だから、わからないことをわからないままにせず、その場で解決する工夫が必要です。 【はじめての整形外科看護】はわからないことをわかるようにしてくれ、すぐに実践へと導いてくれる本です。 整形外科で働いているなら【はじめての整形外科看護】を持っておけば困ることはありません! ぜひ、下記リンクから購入をしてくだい! 自分らしい看護をするには、自分に自信を持たなければできません。 日々の不安や悩みを1つずつ解決させることが、自分に自信をつけることになります。 『わからないことが、わかるようになる』 この積み重ねが自信となり、自分らしさに繋がります。 これからも『自分らしい看護師』になるために必要な知識や考え方をお伝えしていきます! 応援よろしくお願いします!!

整形外科病棟は体力的にもハードな職場です。私自身、心身ともに疲れがたまって苦しかった時期があります。そのときに書いた看護師のバーンアウト体験記事もよかったら読んでみてください。

整形外科で術後管理に追われる毎日。覚えることが多いし、夜間の急変対応もある。先輩からのプレッシャーや、自分のミスへの不安で、夜眠れなくなる時期もあるかもしれません。私もそうでした。

もし「このまま続けていいのかな」と感じることがあれば、休職と復帰のリアルや、看護師1年目で病んだときの選び方も書いています。読んでも何も決めなくて大丈夫です。選択肢があると知るだけで、ふっと息が吐けることがあります。


関連記事 >>【ポイント2つ!】TKA(人工膝関節置換術)術後管理・看護 >>『できない』を『できる』に!看護師のアセスメントの身につけ方 >>【もう人間関係に悩まない!】性格の悪い看護師に苦しんでいる人へ、秘密の対処法をお伝えします!
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ORIFの術後管理、困ったことありませんか?

「先輩によって言うことが微妙に違う」「疼痛管理のタイミングで怒られた」——整形外科の術後管理に慣れたと思っても、こんな経験が重なることがあります。

私も1〜2年目の頃、ORIFの術後に先輩から「末梢の確認、もっと細かくして」と言われたものの、「どこまでやれば十分なのか」が正直よくわかっていませんでした。技術の疑問と一緒に、「自分ってこの職場に合ってるのかな」という気持ちが少しずつ積み重なっていった時期があります。

技術面の疑問と、職場でのしんどさは、たいていセットで来ます。よかったらこちらも読んでみてください。

この記事を読んでくれた看護師さんへ

看護技術を調べに来てくれてありがとうございます。1〜3年目の頃は「これで合ってる?」「先輩に聞きづらい」と毎日が手探りで、私も同じでした。

技術の不安以外にも、人間関係や夜勤、向き不向きで悩むことがあれば、同じ年代の看護師に向けて書いた記事もあります。よかったらどうぞ。

書いた人:ハロ|現役15年目の看護師。形成外科・整形外科・泌尿器・透析・精神科を経験。1年目は本気で「向いてない」と悩みました。プロフィール

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読んでいただき、ありがとうございます。

看護の現場で「もう限界かも」と感じる夜があるなら、転職を「逃げ」と思わないでほしいです。場所を変えて、また穏やかに働けるようになった人を、私はたくさん見てきました。

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※ 必ず転職する必要はありません。「どんな選択肢があるか」を知るだけでも、きっと心が少し軽くなります。

この記事を書いた人

看護師歴15年。ICU・外科病棟・精神科身体合併症病棟・地域包括ケア病棟と4科を経験。現在も現役で病棟勤務をしています。

特に精神科身体合併症病棟では12年勤務し、精神疾患を抱えながら身体合併症の治療を要する患者さんと向き合ってきました。看取り、認知症ケア、終末期、急変対応――現場でしか得られないリアルを大切に、自分の体験と感情を正直に書くブログを運営しています。

「正解を教える」のではなく、「同じ目線で一緒に考える」スタンスで、読者の方が少し楽になる文章を目指しています。

【主な発信テーマ】
・看護師のキャリアと転職
・精神科看護のリアル
・看護師のメンタルヘルス
・現場で感じた違和感や気づき

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